K 小学校に勤務する栄養教諭である。
児童の望ましい食習慣の形成を目的に、 3年計画で、「朝食を毎日食べる子どもの割合の増加」を目標とした食育に取り組んでいる。
評価の対象は、計画期間の 3年間を通して在籍する 1年生から 4年生までの 600人である。
「朝食を毎日食べる子どもの割合の増加」の達成に向けて、設定した目標である(表)。
表の a 〜 c に入る目標の種類として、最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答3
解説
正解は3です。
表の目標は、最終的な行動目標「朝食を毎日食べる子どもの割合の増加」を達成するための下位の目標です。
学習目標は知識・態度・スキルなどの学習者自身の変化、環境目標は周囲の環境の変化を表します。
【図表の読み取り】
aは「朝食の役割を理解している子どもの割合の増加」で、取組は授業です。
bは「簡単な朝食を作ることができる子どもの割合の増加」で、取組は朝食メニューコンクールです。
cは「朝食摂取の大切さを理解している保護者の割合の増加」で、取組は保護者向けの食育だよりです。
【選択肢別解説】
1:× cを行動目標としている点が誤りです。
cは子どもではなく保護者の理解を目標としており、子どもを取り巻く環境の目標です。
2:× bを行動目標としている点が誤りです。
簡単な朝食を作れるのはスキルの習得であり、学習目標です。
3:○ aは知識の習得、bはスキルの習得なので、どちらも学習目標です。
cは子どもの周囲にいる保護者の変化を目指すので、環境目標であり、組合せは正しいです。
4:× cを学習目標としている点が誤りです。
対象は保護者であり、子どもの環境を整える環境目標に当たります。
5:× aとbを行動目標としている点が誤りです。
理解することや作れるようになることは、行動の前段階である学習目標です。
【ポイント】
目標の種類は「誰の・何の変化か」で判断します。
学習者本人の知識・態度・スキルは学習目標、家族や地域などの周囲の変化は環境目標です。