正答3
解説
正解は3です。
牛乳に含まれる主な炭水化物は乳糖(ラクトース)です。
乳糖は、ガラクトースとグルコースがβ-1,4グリコシド結合した二糖類です。
図の5つの構造式から、乳糖の構造を選びます。
【選択肢別解説】
1:× ⑴は、アスパラギン酸とフェニルアラニンのメチルエステルがペプチド結合した構造です。
これは甘味料のアスパルテームで、炭水化物ではありません。
2:× ⑵は、六員環が1つだけの単糖で、グルコースの構造です。
牛乳の主な炭水化物である二糖類ではありません。
3:○ ⑶は、左側の六員環(4位の水酸基が上向きのガラクトース)と右側の六員環(グルコース)が、酸素原子1つを介してつながった二糖類です。
結合はガラクトースの1位からグルコースの4位へのβ結合で、乳糖の構造と一致します。
4:× ⑷は、ガラクトース、グルコース、五員環のフルクトースの3つがつながった三糖類です。
これはラフィノースで、豆類などに含まれます。
5:× ⑸は、多環構造のトリテルペンに、ウロン酸(COOHをもつ糖)が2つ結合した構造です。
これは甘草に含まれるグリチルリチン酸です。
【ポイント】
乳糖は小腸のラクターゼでガラクトースとグルコースに分解されます。
ラクターゼの活性が低いと乳糖不耐症になります。