スクリーニング項目Aは、あるカットオフ値以上で陽性と判定される。
K 事業所では、この項目Aを用いて早期から保健指導を行うため、カットオフ値を現状より引き下げることにした。
この変更によって生じる変化に関する記述である。
最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答4
解説
正解は4です。
カットオフ値(陽性と判定する境界値)を引き下げると、これまで陰性だった人の一部が陽性と判定されるようになります。
その結果、病気の人を見逃しにくくなる一方、病気でない人を誤って陽性とする割合も増えます。
【選択肢別解説】
1:× 陽性と判定される範囲が広がるので、病気の人が陽性になる割合(敏感度)は上昇します。
低下するのではありません。
2:× 病気でない人が陽性と判定されやすくなるので、病気でない人を陰性と判定する割合(特異度)は低下します。
3:× 陽性と判定される人が増えるので、陽性者の割合は上昇します。
4:○ 病気でない人が陽性と判定される割合(偽陽性率=1-特異度)は上昇します。
特異度が低下することの裏返しです。
5:× 病気の人が陰性と判定される割合(偽陰性率=1-敏感度)は低下します。
敏感度が上がるためです。
【ポイント】
カットオフ値を下げると「敏感度↑・特異度↓・偽陽性率↑・偽陰性率↓」となります。
早期発見を重視する場合は、見逃しを減らすためにカットオフ値を下げることがあります。