正答5
解説
正解は5です。
脂肪酸の炭素数による分類、融点、n-3系・n-6系の区別、エイコサノイドへの変換を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 炭素数8~10の脂肪酸は中鎖脂肪酸に分類されます。
短鎖脂肪酸は酢酸・プロピオン酸・酪酸など炭素数がおおむね6以下の脂肪酸です。
2:× 二重結合が多いほど融点は低くなります。
二重結合を3つ持つα-リノレン酸は、二重結合が1つのオレイン酸より融点が低いです。
3:× 飽和脂肪酸では、炭素数が多いほど融点は高くなります。
炭素数16のパルミチン酸は、炭素数18のステアリン酸より融点が低いです。
4:× リノール酸はn-6系不飽和脂肪酸です。
n-3系の代表はα-リノレン酸、イコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)です。
5:○ イコサペンタエン酸からは、リポキシゲナーゼの作用で5系列のロイコトリエンが生じます。
アラキドン酸由来の4系列に比べて、炎症を起こす作用が弱いとされています。
【ポイント】
炭素数20の脂肪酸(アラキドン酸、EPA)からは、プロスタグランジン・トロンボキサン・ロイコトリエンなどのエイコサノイドがつくられます。
融点は「炭素数が多いほど高く、二重結合が多いほど低い」と覚えましょう。