正答3
解説
正解は3です。
かび毒、残留性有機汚染物質、アレルギー様食中毒、重金属による公害病を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× デオキシニバレノールは、麦類に寄生するフザリウム属のかびが産生するかび毒です。
魚介類の変質で生成されるのは、アレルギー様食中毒の原因となるヒスタミンです。
2:× ポリ塩化ビフェニル(PCB)は脂溶性で分解されにくく、体内の脂肪組織に蓄積します。
排泄されにくいため、カネミ油症事件では長く健康被害が続きました。
3:○ アスペルギルス属の一部(アスペルギルス・オクラセウスなど)は、腎臓に毒性を持つかび毒のオクラトキシンAを生成します。
ペニシリウム属の一部も産生します。
4:× ヒスタミンは、赤身魚などでヒスチジンが細菌の酵素で変化してでき、アレルギー様食中毒を起こします。
内分泌かく乱物質として作用するのではありません。
5:× 有機水銀(メチル水銀)は、水俣病の原因物質です。
イタイイタイ病の原因はカドミウムです。
【ポイント】
かび毒では、アスペルギルス・フラバスが産生するアフラトキシンが最も強い発がん性を持ちます。
ヒスタミンは加熱しても分解されないため、魚の低温管理が予防の基本です。