モジュール設計書を基にモジュール強度を評価した。
適切な評価はどれか。
〔モジュール設計書(抜粋)〕
上位モジュールから渡される処理コードに対応した処理をする。
処理コードが"I"のときは挿入処理,処理コードが"U"のときは更新処理,処理コードが"D"のときは削除処理である。
正答4
解説
正解は4です。
モジュール強度は、モジュール内の機能の結び付きの強さを表す尺度で、強いほど独立性が高く良い設計です。
強い順に、機能的強度、情報的強度、連絡的強度、手順的強度、時間的強度、論理的強度、暗合的強度です。
設計書のモジュールは、上位から渡される処理コード(パラメタ)で、挿入・更新・削除のいずれかを選んで実行しています。
【選択肢別解説】
1:× 暗合的強度は、関係のない機能を偶然一つにまとめたモジュールです。
挿入・更新・削除はいずれもデータの更新に関する機能であり、無関係ではありません。
2:× 情報的強度は、同じ情報を扱う機能をまとめ、機能ごとに入口点を設けたモジュールです。
このモジュールは入口が一つで、処理コードによって機能を切り替えているので該当しません。
3:× 連絡的強度は、データを受け渡しながら複数の機能を逐次的に実行するモジュールです。
このモジュールは、処理コードに応じて一つの機能だけを選んで実行するので該当しません。
4:○ 関連する複数の機能を含み、パラメタでいずれかを選んで実行するのは論理的強度です。
仕様変更の影響を抑えるため、機能ごとにモジュールを分割するか、機能ごとの入口点を設けて情報的強度に近づけるのが望ましい、という評価も適切です。
【ポイント】
処理コードやフラグで機能を切り替えるモジュールは論理的強度と判断できます。
モジュール強度は強いほど良く、モジュール結合度は弱いほど良い、という関係も合わせて覚えましょう。