送信者から電子メール本文とそのハッシュ値を受け取り,そのハッシュ値と,受信者が電子メール本文から求めたハッシュ値とを比較することで実現できることはどれか。
ここで,受信者が送信者から受け取るハッシュ値は正しいものとする。
正答2
解説
正解は2です。
ハッシュ値の比較で実現できるセキュリティ機能を問う問題です。
ハッシュ値は、メッセージから計算される固定長の値です。
メッセージが1ビットでも変わると、ハッシュ値は大きく変わります。
【選択肢別解説】
1:× ハッシュ値の比較では、メールが相手に届いたことは確認できません。
送達の確認には、受信通知などの別の仕組みが必要です。
2:○ 受信者が本文から計算したハッシュ値が、受け取ったハッシュ値と一致すれば、本文は変わっていません。
一致しなければ途中で改ざんされたと分かります。
3:× ハッシュ値を付けても本文は平文のままなので、盗聴は防げません。
盗聴の防止には暗号化が必要です。
4:× ハッシュ値は誰でも計算できるため、送信者本人が作ったことの証明にはなりません。
なりすましの防止には、送信者の秘密鍵による電子署名が必要です。
【ポイント】
ハッシュ値の比較で分かるのは改ざんの有無(完全性)です。
ハッシュ値を送信者の秘密鍵で暗号化した電子署名にすると、送信者の確認もできるようになります。