次の仕様のバックアップシステムにおいて,金曜日に変更されたデータの増分バックアップを取得した直後に磁気ディスクが故障した。
修理が完了した後,データを復元するのに必要となる時間は何秒か。
ここで,増分バックアップは直前に行ったバックアップとの差分だけをバックアップする方式であり,金曜日に変更されたデータの増分バックアップを取得した磁気テープは取り付けられた状態であって,リストア時には磁気テープを1本ごとに取り替える必要がある。
また,次の仕様に示された以外の時間は無視する。
〔バックアップシステムの仕様〕
バックアップ媒体|磁気テープ(各曜日ごとの7本を使用)/フルバックアップを行う曜日|毎週日曜日/増分バックアップを行う曜日|月曜日〜土曜日の毎日/フルバックアップのデータ量|100Gバイト/磁気テープからのリストア時間|10秒/Gバイト/磁気テープの取替え時間|100秒/本/変更されるデータ量|5Gバイト/日
正答4
解説
正解は4です。
日曜日のフルバックアップと、月曜日から金曜日までの増分バックアップを順に戻して復元します。
増分バックアップは直前のバックアップとの差分だけなので、全ての日の分が必要です。
時間は、リストア時間と磁気テープの取替え時間の合計になります。
【計算】
フルバックアップのリストア時間=100Gバイト×10秒/Gバイト=1,000秒です。
増分バックアップは月〜金の5本で、5Gバイト×5日=25Gバイトです。
増分のリストア時間=25Gバイト×10秒/Gバイト=250秒です。
テープの取替えは、金曜日のテープが付いた状態から日曜、月、火、水、木、金の順に6回行います。
取替え時間=6本×100秒=600秒です。
合計=1,000+250+600=1,850秒です。
【選択肢別解説】
1:× 1,250秒は、リストア時間だけを足した値です。
テープの取替え時間600秒が抜けています。
2:× 1,450秒は、取替えを2回分しか数えていない値です。
実際には6回の取替えが必要です。
3:× 1,750秒は、取替えを5回とした値です。
金曜日のテープも一度外すため、もう一度付け直す必要があります。
4:○ リストア時間1,250秒と取替え時間600秒を合わせて1,850秒です。
【ポイント】
増分バックアップは復元時に全ての差分テープが必要で、差分バックアップはフルと最新の差分だけで済みます。
取付け済みのテープを使えるかどうかは、復元する順序で判断します。