ある工場では,これまでに発生した不良品について,発生要因ごとの件数を記録している。
この記録に基づいて,不良品発生の上位を占める要因と件数の累積割合を表したパレート図はどれか。
正答1
解説
正解は1です。
パレート図は、項目を件数の多い順に棒グラフで並べ、その累積割合を折れ線グラフで重ねた図です。
棒は左から右へ低くなり、累積の折れ線は右上がりで、次第に傾きが緩やかになります。
4つの選択肢のグラフは次のとおりです。
選択肢1(図のア)は、棒が左から高い順に並び、折れ線が原点から急に上がった後、緩やかに上昇しています。
選択肢2(図のイ)は、棒は高い順ですが、折れ線が棒の頂点を結んで右下がりになっています。
選択肢3(図のウ)は、棒が左から低い順に並び、折れ線が右へ行くほど急に上がっています。
選択肢4(図のエ)は、棒が中央で最も高い山形で、折れ線も山形に上下しています。
【選択肢別解説】
1:○ 選択肢1(図のア)は、棒が件数の多い順に並び、累積割合の折れ線が上に膨らむ形で増えています。
パレート図の形と一致します。
2:× 選択肢2(図のイ)は、折れ線が右下がりです。
累積割合は減ることがないので、パレート図ではありません。
3:× 選択肢3(図のウ)は、棒が少ない順に並んでいます。
パレート図では、件数の多い要因から順に並べます。
4:× 選択肢4(図のエ)は、棒が山形で、折れ線も上下しています。
これはヒストグラムに度数折れ線を重ねた形に近く、パレート図ではありません。
【ポイント】
パレート図を使うと、上位の少数の要因が全体の大部分を占めていることが一目で分かります。
ABC分析で重点的に対策する項目を決めるときにも使われます。