ある商店が,顧客からネットワークを通じて注文(メッセージ)を受信するとき,公開鍵暗号方式を利用して,注文の内容が第三者に分からないようにしたい。
商店,顧客のそれぞれが利用する,商店の公開鍵,秘密鍵の適切な組合せはどれか。
|商店が利用する|顧客が利用する
ア|公開鍵|公開鍵
イ|公開鍵|秘密鍵
ウ|秘密鍵|公開鍵
エ|秘密鍵|秘密鍵
正答3
解説
正解は3です。
公開鍵暗号方式で、通信内容を第三者に知られないようにする鍵の使い方を問う問題です。
公開鍵暗号方式では、一方の鍵で暗号化したデータは、対になるもう一方の鍵でしか復号できません。
公開鍵はだれでも入手でき、秘密鍵は持ち主だけが管理します。
【鍵の使い方】
顧客は、だれでも入手できる商店の公開鍵で注文を暗号化して送ります。
この暗号文は、商店の秘密鍵でしか復号できません。
秘密鍵は商店しか持っていないので、第三者は内容を読めません。
したがって、商店は秘密鍵、顧客は公開鍵を利用します。
【選択肢別解説】
1:× 商店が公開鍵を使う点が誤りです。
公開鍵で暗号化したデータは、同じ公開鍵では復号できません。
2:× 顧客が商店の秘密鍵を使うことはできません。
秘密鍵は商店だけが持つもので、顧客に渡すと第三者に漏れる危険が生じます。
3:○ 顧客が商店の公開鍵で暗号化し、商店が自分の秘密鍵で復号します。
商店以外は復号できないので、注文の内容を秘密にできます。
4:× 顧客が商店の秘密鍵を使う点が誤りです。
秘密鍵を共有するのは、公開鍵暗号方式の考え方に反します。
【ポイント】
機密性を守るときは「受信者の公開鍵で暗号化し、受信者の秘密鍵で復号」します。
ディジタル署名では逆に「送信者の秘密鍵で署名し、送信者の公開鍵で検証」します。