正答1
解説
正解は1です。
営業債権(売掛金)の管理業務における内部統制として、適切なものを選ぶ問題です。
内部統制では、不正や誤りを防ぐため、1つの部門や担当者に権限を集中させない職務分離が重要です。
売上を上げたい営業部門に、与信や回収の条件まで決めさせると、けん制が働きません。
【選択肢別解説】
1:○ 売掛金の回収条件を、営業部門ではなく独立した審査部門が設定しています。
営業部門の都合で緩い条件が設定されることを防げるので、適切な内部統制です。
2:× 売掛金の消込み入力と承認を、販売を担当した営業部門が行っています。
入力と承認を同じ部門が行うと、入金の付け替えなどの不正を見逃すおそれがあります。
消込みは経理部門などの別部門が行い、承認者も分けるべきです。
3:× 顧客ごとの与信限度を、営業部門の責任者が決めています。
売上を優先して限度額を甘くするおそれがあるので、審査部門が決めるべきです。
4:× 値引きや割戻しを、営業部門の担当者が単独で行っています。
不正な値引きを防ぐため、担当者とは別の承認者による承認が必要です。
【ポイント】
内部統制の基本は、取引の実行・記録・承認・資産の保管を別々の担当者に分ける職務分離です。
営業部門と審査部門、入力と承認を分けることがけん制になります。