あるジョブのターンアラウンドタイムを解析したところ,1,350秒のうちCPU時間が2/3であり,残りは入出力時間であった。
1年後はデータ量の増加が見込まれているが,CPU時間は性能改善によって当年比80%に,入出力時間は当年比120%になることが予想される。
このとき,ジョブのターンアラウンドタイムは何秒になるか。
ここで,待ち時間,オーバヘッドなどは考慮しないものとする。
正答2
解説
正解は2です。
CPU時間と入出力時間の変化から、ターンアラウンドタイムを求める計算問題です。
ターンアラウンドタイムは、ジョブを投入してから結果が得られるまでの時間です。
本問では待ち時間などを考えないので、CPU時間と入出力時間の和になります。
【計算】
現在のCPU時間=1,350×2/3=900秒
現在の入出力時間=1,350-900=450秒
1年後のCPU時間=900×0.8=720秒
1年後の入出力時間=450×1.2=540秒
1年後のターンアラウンドタイム=720+540=1,260秒
【選択肢別解説】
1:× 1,095秒は、入出力時間450秒を1.2倍せずに1.2で割った場合の値です(720+375)。
当年比120%は1.2を掛けるので、入出力時間は540秒です。
2:○ CPU時間720秒と入出力時間540秒を足すと1,260秒になります。
3:× 1,500秒は、CPU時間を0.8で割り、入出力時間を1.2で割った場合の値です(1,125+375)。
倍率は掛け算で使うので、正しくは720+540=1,260秒です。
4:× 1,665秒は、CPU時間900秒を0.8倍せずに0.8で割った場合の値です(1,125+540)。
当年比80%なので、CPU時間は900×0.8=720秒に減ります。
【ポイント】
時間の内訳ごとに異なる倍率がかかる問題では、まず内訳を求めてから個別に倍率を掛けます。
全体に平均の倍率を掛けるような近道はとらないようにしましょう。