修了試験 2012-07-22実施分 基本情報技術者試験 問43
手順に示す電子メールの送受信によって得られるセキュリティ上の効果はどれか。 〔手順〕 (1) 送信者は,電子メールの本文を共通鍵暗号方式で暗号化し(暗号文),その共通鍵を受信者の公開鍵を用いて公開鍵暗号方式で暗号化する(共通鍵の暗号化データ)。 (2) 送信者は,暗号文と共通鍵の暗号化データを電子メールで送信する。 (3) 受信者は,受信した電子メールから取り出した共通鍵の暗号化データを,自分の秘密鍵を用いて公開鍵暗号方式で復号し,得た共通鍵で暗号文を復号する。
正答4
解説
正解は4です。 手順は、共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式を組み合わせたハイブリッド暗号方式です。 本文は処理の速い共通鍵で暗号化し、その共通鍵を受信者の公開鍵で暗号化して送ります。 共通鍵を取り出せるのは、対応する秘密鍵を持つ受信者だけです。 したがって、第三者は本文を読めず、得られる効果は機密性の確保です。 【選択肢別解説】 1:× 手順には、受信者が受け取ったことを送信者に知らせる仕組みがありません。 暗号化だけでは、送達確認はできません。 2:× 受信者の公開鍵は誰でも入手できるので、第三者でも同じ手順で暗号化したメールを送れます。 送信者の秘密鍵による署名がないため、なりすましは検出できません。 3:× 手順には、ハッシュ値やディジタル署名による改ざんの検査がありません。 暗号文が改ざんされたかどうかを検出する効果はありません。 4:○ 共通鍵を復号できるのは秘密鍵を持つ受信者だけなので、受信者以外は本文を復号できません。 電子メールの本文の内容の漏えいを防止できます。 【ポイント】 受信者の公開鍵で暗号化すれば「機密性」、送信者の秘密鍵で署名すれば「改ざん検出となりすまし防止」と区別します。 共通鍵暗号の速さと公開鍵暗号の鍵配送のしやすさを組み合わせたのが、ハイブリッド暗号方式です。まとめて解く
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