修了試験 2013-12-15実施分 基本情報技術者試験 問3
数多くの数値の加算を行う場合,絶対値の小さなものから順番に計算するとよい。 これは,どの誤差を抑制する方法を述べたものか。
正答4
解説
正解は4です。 浮動小数点数の加算では、計算の前に両者の指数をそろえるため、小さい方の仮数が右にずらされます。 桁数に限りがあるため、ずらされてはみ出した部分は失われます。 【選択肢別解説】 1:× アンダフローは、計算結果の絶対値が表現できる最小の値よりも小さくなる現象です。 加算の順序を工夫して防ぐ誤差ではありません。 2:× 打切り誤差は、無限に続く計算を途中で打ち切ることで生じる誤差です。 級数の計算を有限項で止める場合などに生じ、加算の順序とは関係ありません。 3:× 桁落ちは、値がほぼ等しい数どうしの減算で有効数字が大きく減る現象です。 加算の順序ではなく、減算の式を変形するなどして防ぎます。 4:○ 情報落ちは、絶対値の大きな数に非常に小さな数を加えたとき、小さな数が結果に反映されない現象です。 小さな数から先に足して合計を大きくしてから大きな数に加えると、失われる部分を減らせます。 【ポイント】 「大きな数と小さな数の加減算」は情報落ち、「ほぼ等しい数の減算」は桁落ちと覚えます。 アンダフローとオーバフローは、表現できる範囲を外れる現象です。まとめて解く
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