修了試験 2020-06-14実施分 基本情報技術者試験 問64
投資効果を正味現在価値法で評価するとき,最も投資効果が大きい(又は損失が小さい)シナリオはどれか。 ここで,期間は3年間,割引率は5%とし,各シナリオのキャッシュフローは表のとおりとする。 (単位:万円) シナリオ|投資額|1年目|2年目|3年目/A|220|40|80|120/B|220|120|80|40/C|220|80|80|80/投資をしない|0|0|0|0
正答2
解説
正解は2です。 正味現在価値(NPV:Net Present Value)法で、投資シナリオを比較する問題です。 将来のキャッシュフローは、割引率を使って現在の価値に換算します。 n年後の金額は (1+割引率)のn乗で割り、その合計から投資額を引いたものが正味現在価値です。 【計算】 割引率5%のとき、1年目は1.05、2年目は1.05の2乗(1.1025)、3年目は1.05の3乗(約1.1576)で割ります。 シナリオA:40÷1.05+80÷1.1025+120÷1.1576≒38.10+72.56+103.66=214.32万円です。 シナリオAの正味現在価値=214.32−220=−5.68万円です。 シナリオB:120÷1.05+80÷1.1025+40÷1.1576≒114.29+72.56+34.55=221.40万円です。 シナリオBの正味現在価値=221.40−220=+1.40万円です。 シナリオC:80÷1.05+80÷1.1025+80÷1.1576≒76.19+72.56+69.11=217.86万円です。 シナリオCの正味現在価値=217.86−220=−2.14万円です。 投資をしない場合の正味現在価値は0万円です。 最も大きいのはシナリオBの+1.40万円です。 【選択肢別解説】 1:× シナリオAは、大きな回収が3年目に集中するため、割引の影響を最も強く受けます。 正味現在価値は約−5.68万円で、最も小さくなります。 2:○ シナリオBは、早い時期に多く回収するため、割引の影響が小さくなります。 正味現在価値は約+1.40万円で、唯一プラスになり最も大きくなります。 3:× シナリオCは毎年同額を回収し、正味現在価値は約−2.14万円です。 投資をしない場合より小さいので、最も大きくはありません。 4:× 投資をしない場合の正味現在価値は0万円です。 シナリオBの+1.40万円のほうが大きくなります。 【ポイント】 回収額の単純合計はA、B、Cとも240万円で同じですが、早く回収するほど現在価値は大きくなります。 合計が同じなら、前倒しで回収するシナリオが有利と判断できます。まとめて解く
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