修了試験 2022-12-11実施分 基本情報技術者試験 問2
通信回線を使用したデータ伝送システムにM/M/1の待ち行列モデルを適用すると,平均回線待ち時間,平均伝送時間,回線利用率の関係は,次の式で表すことができる。 平均回線待ち時間 = 平均伝送時間 × 回線利用率 / (1-回線利用率) 回線利用率が0から徐々に増加していく場合,平均回線待ち時間が平均伝送時間よりも最初に長くなるのは,回線利用率が幾つを超えたときか。
正答2
解説
正解は2です。 M/M/1待ち行列モデルの式を使い、待ち時間が伝送時間を上回る条件を求める問題です。 回線利用率をρとすると、平均回線待ち時間は平均伝送時間のρ/(1-ρ)倍になります。 【計算】 待ち時間>伝送時間となる条件は、ρ/(1-ρ)>1です。 1-ρは正なので、両辺に1-ρを掛けるとρ>1-ρになります。 整理すると2ρ>1、すなわちρ>0.5です。 ρ=0.5のときはρ/(1-ρ)=0.5/0.5=1で、待ち時間と伝送時間がちょうど等しくなります。 【選択肢別解説】 1:× ρ=0.4では0.4/0.6≒0.67倍で、待ち時間は伝送時間より短いです。 2:○ ρが0.5を超えるとρ/(1-ρ)が1を超え、初めて待ち時間が伝送時間より長くなります。 3:× ρ=0.6では0.6/0.4=1.5倍ですが、すでに0.5を超えた時点で長くなっています。 4:× ρ=0.7では0.7/0.3≒2.3倍で、最初に長くなる境目ではありません。 【ポイント】 M/M/1では利用率が0.5のとき、待ち時間と平均サービス時間が等しくなります。 利用率が1に近づくと待ち時間は急激に増えることも、あわせて覚えておきましょう。まとめて解く
修了試験 2022-12-11実施分を通しで解く(80問)→