修了試験 2024-06-09実施分 基本情報技術者試験 問14
Javaなどのバイトコードプログラムをインタプリタで実行する方法と,コンパイルしてから実行する方法を,次の条件で比較するとき,およそ何行以上のバイトコードであれば,コンパイル方式の方がインタプリタ方式よりも処理時間(コンパイル時間も含む)が短くなるか。 〔条件〕 (1) 実行時間はプログラムの行数に比例する。 (2) 同じ100行のバイトコードのプログラムをインタプリタで実行すると0.2秒掛かり,コンパイルしてから実行すると0.003秒掛かる。 (3) コンパイル時間は100行当たり0.1秒掛かる。 (4) コンパイル方式の場合は,プログラムの行数に関係なくファイル入出力,コンパイラ起動などのために常に0.15秒のオーバヘッドが掛かる。 (5) プログラムファイルのダウンロード時間など,そのほかの時間は無視して考える。
正答4
解説
正解は4です。 インタプリタ方式とコンパイル方式の処理時間が逆転する行数を求める問題です。 行数をn行として、両方式の処理時間を式で表して比べます。 【計算】 インタプリタ方式は100行で0.2秒なので、1行当たり0.002秒です。 インタプリタ方式の処理時間は0.002n秒です。 コンパイル方式の実行時間は100行で0.003秒なので、1行当たり0.00003秒です。 コンパイル時間は100行で0.1秒なので、1行当たり0.001秒です。 コンパイル方式の処理時間は0.00003n+0.001n+0.15=0.00103n+0.15秒です。 0.002n>0.00103n+0.15となるのは、0.00097n>0.15のときです。 n>0.15÷0.00097≒154.6なので、約155行以上でコンパイル方式の方が短くなります。 【選択肢別解説】 1:× 50行では、インタプリタ方式0.1秒に対してコンパイル方式は約0.20秒です。 インタプリタ方式の方が速いので誤りです。 2:× 75行では、インタプリタ方式0.15秒に対してコンパイル方式は約0.23秒です。 まだインタプリタ方式の方が速いので誤りです。 3:× 125行では、インタプリタ方式0.25秒に対してコンパイル方式は約0.28秒です。 この行数でもコンパイル方式の方が遅いので誤りです。 4:○ 155行では、インタプリタ方式0.31秒に対してコンパイル方式は約0.3097秒です。 約155行でコンパイル方式の方が短くなるので正しいです。 【ポイント】 固定のオーバヘッドがある方式は、量が多くなるほど有利になります。 「1行当たりの差×行数=固定時間」となる行数が分岐点です。まとめて解く
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