2017年度 マンション管理士試験 問5
集会の招集に関する次の記述のうち、区分所有法の規定によれば、正しいものの組合せはどれか。
正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
肢1は正しい。 招集通知で会議の目的たる事項が規約の変更等重要な決議事項であるときは、議案の要領も通知しなければならない。 肢4も正しい。 集会の招集通知は会日より少なくとも1週間前に発しなければならないが、この期間は規約で伸縮できる。 これに対し肢2は誤り。 区分所有法には管理者不在時に裁判所が集会招集者を選任する制度はなく、管理者がないときは区分所有者の5分の1以上で議決権の5分の1以上を有する者が自ら集会を招集できるにとどまる。 肢3も誤り。 集会招集請求に必要な定数(区分所有者・議決権の各5分の1以上)は規約で「減ずる」ことができるのみで、増やすことは認められておらず「増減できる」とする点が誤り。 正解は肢1と肢4。法改正による注意
正答と採点は出題当時の正解によります。
肢4は、2026年4月施行の改正区分所有法により、現行法では誤った記述です。集会の招集通知を発する期間(会日の少なくとも1週間前)は、改正前は規約で「伸縮」(延長・短縮とも)できましたが、現行法では規約で「伸長」することしかできず、短縮はできなくなりました。なお肢1は、現行法ではすべての議案について議案の要領を示すことになったため、引き続き正しい記述です。現行法では正しいものは肢1のみとなり、この問題は成立しません。 根拠:建物の区分所有等に関する法律第35条第1項(2026年4月1日施行) (2026年10月時点の法令による)