企業のDMZ上で1台のDNSサーバを,インターネット公開用と,社内のPC,サーバからの名前解決の問合せに対応する社内用とで共用している。
このDNSサーバが,DNSキャッシュポイズニングの被害を受けた結果,直接引き起こされ得る現象はどれか。
正答3
解説
正解は3です。
DNSキャッシュポイズニングによって直接引き起こされる現象を問う問題です。
DNSキャッシュポイズニングは、DNSサーバのキャッシュに偽の名前解決情報を覚え込ませる攻撃です。
このDNSサーバは社内用も兼ねているので、偽のキャッシュ情報は社内からの問合せへの応答に使われます。
【選択肢別解説】
1:× この攻撃で書き換わるのは、メモリ上のキャッシュ情報です。
ハードディスク上に定義された設定情報が書き換わるわけではありません。
2:× DNSキャッシュポイズニングは、偽の応答情報を注入する攻撃です。
ワームを常駐させて不正プログラムを送り込む攻撃ではありません。
3:○ 偽の情報がキャッシュされると、社内の利用者が特定のWebサーバを参照するときに偽のIPアドレスが返されます。
その結果、本来とは異なる攻撃者のWebサーバに誘導されます。
4:× 宛先のメールアドレスは送信者が指定するもので、キャッシュの改ざんで書き換わるものではありません。
【ポイント】
対策には、問合せの送信元ポート番号のランダム化や、応答の正当性を検証するDNSSEC(DNS Security Extensions)があります。
公開用と社内用のDNSサーバを分け、外部からの再帰問合せを受け付けないことも有効です。