インターネットに接続された利用者のPCから,DMZ上の公開Webサイトにアクセスし,利用者の個人情報を入力すると,その個人情報が内部ネットワークのデータベース(DB)サーバに蓄積されるシステムがある。
このシステムにおいて,利用者個人のディジタル証明書を用いたTLS通信を行うことによって期待できるセキュリティ上の効果はどれか。
正答4
解説
正解は4です。
この問題は、利用者個人のディジタル証明書を使ったTLS通信で得られる効果を問うています。
TLSは通信の両端(ここでは利用者のPCと、DMZ上のWebサーバ)の間で暗号化を行います。
また、利用者側の証明書(クライアント証明書)を使うと、サーバ側で利用者を認証できます。
【選択肢別解説】
1:× TLS通信を行うのはPCとWebサーバの間で、DBサーバまでは届きません。
また、利用者の証明書で確認できるのは利用者であり、DBサーバの正当性ではありません。
2:× 利用者を認証できる点は正しいですが、暗号化される区間はPCとWebサーバの間です。
WebサーバとDBサーバの間の通信は、このTLS通信の対象外です。
3:× PCとWebサーバの間が暗号化される点は正しいですが、利用者の証明書で確認されるのは利用者です。
DBサーバの正当性は検証されません。
4:○ TLS通信によって、PCとWebサーバの間の通信データが暗号化されます。
さらに、利用者個人のディジタル証明書をWebサーバが検証することで、正当な利用者であることを認証できます。
【ポイント】
サーバ証明書はサーバの正当性を、クライアント証明書は利用者の正当性を確認するためのものです。
TLSが保護するのは通信の両端の間だけなので、その先の区間は別途保護が必要です。