ある期間の生産計画において,表の部品表で表される製品Aの需要量が10個であるとき,部品Dの正味所要量は何個か。
ここで,ユニットBの在庫残が5個,部品Dの在庫残が25個あり,他の在庫残,仕掛残,注文残,引当残などはないものとする。
(図:レベル0~2の階層部品表。レベル0=製品A(数量1)。レベル1=ユニットB(数量4)とユニットC(数量1)。レベル2=ユニットB配下に部品D(数量3)と部品E(数量1)、ユニットC配下に部品D(数量1)と部品F(数量2)。)
正答2
解説
正解は2です。
この問題は、部品表と在庫から部品Dの正味所要量(新たに手配が必要な数量)を求める、MRP(Material Requirements Planning、資材所要量計画)の計算です。
図の部品表では、製品A1個にユニットBが4個、ユニットCが1個使われます。
ユニットB1個には部品Dが3個と部品Eが1個、ユニットC1個には部品Dが1個と部品Fが2個使われます。
上位の品目から順に、総所要量から在庫を引いて正味所要量を求め、それを下位の品目の計算に使います。
【計算】
製品Aの需要量は10個です。
ユニットBの総所要量は 10×4 = 40個 です。
ユニットBの在庫5個を引いて、正味所要量は 40-5 = 35個 です。
ユニットCの総所要量は 10×1 = 10個 で、在庫がないので正味所要量も10個です。
部品Dの総所要量は、ユニットB分の 35×3 = 105個 と、ユニットC分の 10×1 = 10個 を合わせて 115個 です。
部品Dの在庫25個を引いて、正味所要量は 115-25 = 90個 です。
【選択肢別解説】
1:× 80個は、ユニットC分の部品D10個を加え忘れ、105-25として計算した値です。
部品DはユニットCにも使われています。
2:○ ユニットBの在庫を差し引いた正味所要量35個を基に部品Dの総所要量115個を求め、在庫25個を引いた90個です。
3:× 95個は、ユニットBの在庫を引かずに40×3=120個とし、さらにユニットC分の10個を加え忘れて120-25とした値です。
4:× 105個は、ユニットBの在庫5個を差し引かずに、40×3+10-25として計算した値です。
上位のユニットBの在庫を先に引く必要があります。
【ポイント】
MRPでは、上位の品目の在庫を先に差し引いてから、下位の品目の所要量を計算します。
同じ部品が複数のユニットで使われる場合は、全てのユニット分を合計してから在庫を引きましょう。