正答1
解説
正解は1です。
べき等(idempotent)は、同じ操作を何回繰り返しても、結果が1回実行したときと変わらない性質のことです。
通信の失敗などで操作を再送しても安全かどうかを考えるときに重要な概念です。
【選択肢別解説】
1:○ 同一の操作を複数回実行した結果と1回だけ実行した結果が同じになる操作が、べき等な操作です。
たとえば「在庫数を10にする」という更新は何回実行しても結果が同じですが、「在庫数を1増やす」はべき等ではありません。
2:× 全ての処理が成功するか、何も実行されないかのどちらかになる性質は、トランザクションの原子性(Atomicity)の説明です。
3:× あるノードへの挿入処理を他のノードでも実行して同じ内容を保つのは、レプリケーション(複製)の説明です。
4:× 複数のトランザクションを同時に実行した結果が、順番に実行した結果と同じになる性質は、直列化可能性(serializability)の説明です。
【ポイント】
べき等な操作は、再実行しても結果が変わらないので、障害時のリトライに向いています。
Webでは、HTTPのGETやPUT、DELETEはべき等、POSTはべき等ではないとされています。