EVMで管理しているプロジェクトがある。
図は,プロジェクトの開始から完了予定までの期間の半分が経過した時点での状況である。
コスト効率,スケジュール効率がこのままで推移すると仮定した場合の見通しのうち,適切なものはどれか。
正答1
解説
正解は1です。
EVM(Earned Value Management)では、PV(計画価値)、EV(出来高)、AC(実コスト)の3つの値で進捗とコストを評価します。
図の現時点では、上からPV、AC、EVの順に並んでおり、PV>AC>EVの関係になっています。
【計算】
コスト効率を表すCPI(コスト効率指数)=EV÷ACです。
図ではEVがACより小さいので、CPIは1未満です。
スケジュール効率を表すSPI(スケジュール効率指数)=EV÷PVです。
図ではEVがPVより小さいので、SPIも1未満です。
CPIが1未満ならコスト超過、SPIが1未満なら進捗の遅れを意味します。
【選択肢別解説】
1:○ EVがACを下回るのでコストは計画より多くなり、EVがPVを下回るので完了は遅くなります。
この傾向が続くと、コスト超過かつ完了遅延になります。
2:× EVがPVを下回っているので、スケジュールは遅れています。
完了が早くなるという見通しは誤りです。
3:× EVがACを下回っているので、コストは超過しています。
コストが少なくなるという見通しは誤りです。
4:× コストは超過し、スケジュールも遅れているので、コストが少なく完了が早くなるという見通しは誤りです。
【ポイント】
EVとACを比べればコスト、EVとPVを比べればスケジュールの状況がわかります。
比較の基準は常にEV(出来高)であると覚えておくと判断しやすくなります。