正答2
解説
正解は2です。
サイドチャネル攻撃は、暗号を処理している機器の物理的な情報を観測して、秘密鍵などを推測する攻撃です。
観測する情報には、消費電力、処理時間、電磁波、発熱などがあります。
暗号アルゴリズムの数学的な弱点を突く攻撃とは区別されます。
【選択肢別解説】
1:× 暗号化関数を線形近似する式から秘密情報を求めるのは、線形解読法です。
暗号アルゴリズムを数学的に解析する攻撃で、物理的な情報は使いません。
2:○ 機器が発する電磁波を測定し、その変化から内部の処理や鍵を推測するのは、サイドチャネル攻撃の一種です。
電磁波解析攻撃と呼ばれ、IoT機器のように攻撃者が物理的に近づける機器で特に脅威になります。
3:× 平文の差と暗号文の差の関係から秘密情報を求めるのは、差分解読法です。
これもアルゴリズムの数学的な性質を利用する攻撃で、サイドチャネル攻撃ではありません。
4:× 考えられるすべての鍵を試すのは、総当たり攻撃(ブルートフォース攻撃)です。
機器の物理的な情報を観測するものではありません。
【ポイント】
サイドチャネル攻撃には、電力解析攻撃、タイミング攻撃、電磁波解析攻撃などがあります。
対策として、処理時間や消費電力が鍵によって変わらないように実装することが挙げられます。