正答5
解説
正解は5です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った測定法)です。
頸部・胸腰部の関節可動域測定(日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会基準)の基本軸と移動軸を図で確認します。
【選択肢別解説】
1:× 頸部伸展は、肩峰を通る床への垂直線を基本軸、外耳孔と頭頂を結ぶ線を移動軸とします。
図は側方から頭部を後ろへ倒す角度を測っており、規定どおりの正しい方法です。
2:× 頸部回旋は座位で行い、両側の肩峰を結ぶ線への垂直線を基本軸、鼻梁と後頭結節を結ぶ線を移動軸とします。
図は頭上から見て左右への回旋を測っており、正しい方法です。
3:× 頸部側屈は、第7頸椎棘突起と第1仙椎棘突起を結ぶ線を基本軸、頭頂と第7頸椎棘突起を結ぶ線を移動軸とします。
図は後方から見て頭部を左右に傾ける角度を測っており、正しい方法です。
4:× 胸腰部回旋は座位で骨盤を固定し、両側の後上腸骨棘を結ぶ線を基本軸、両側の肩峰を結ぶ線を移動軸とします。
図は頭上から見て肩峰を結ぶ線の回旋を測っており、正しい方法です。
5:○ 胸腰部側屈の基本軸は、ヤコビー線(左右の腸骨稜の頂点を結ぶ線)の中点に立てた垂直線です。
移動軸は第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線です。
図では軸が座面から立ち上がるように描かれており、ヤコビー線の中点を基準にしていないため誤りです。
【ポイント】
胸腰部の測定では骨盤を基準にし、側屈はヤコビー線、回旋は後上腸骨棘を結ぶ線が基本軸になります。
頸部側屈の基本軸が第7頸椎と第1仙椎の棘突起を結ぶ線である点も頻出です。