正答1
解説
正解は1です。
極超短波(マイクロ波、2,450 MHz)は電磁波を照射して体内の組織を温める深部温熱療法です。
水分を多く含む組織や金属で熱が集中しやすいため、禁忌と注意事項が重要です。
【選択肢別解説】
1:○ 極超短波は、金属や水分の多い部位、皮下脂肪と筋の境界などに熱がたまりやすい性質があります。
この蓄熱によって、表面に異常がなくても深部に熱傷を生じる可能性があります。
2:× ホットパックは皮膚の表面から1 cm程度までを温める表在性の温熱療法です。
極超短波は数cmの深さまで温めるため、ホットパックより深達度は深いです。
3:× 温熱は腫瘍の増殖や転移を促すおそれがあります。
悪性新生物は極超短波の禁忌で、治療効果はありません。
4:× 金属は電磁波を集めて局所が高温になり、熱傷の原因になります。
金属プレートが入っている部位への照射は禁忌です。
5:× 閉塞性動脈硬化症の患肢は血流が乏しく、温められた熱を血流で逃がせません。
熱傷の危険が高く、組織の酸素需要も増えるため照射は避けます。
【ポイント】
極超短波の禁忌は、金属の埋め込み、ペースメーカー、悪性腫瘍、循環障害、感覚障害、妊婦の腹部、眼や成長期の骨端部などです。
ホットパックは表在、極超短波・超音波は深部の温熱と区別します。