正答2
解説
正解は2です。
Guillain-Barré症候群は、かぜや下痢などの先行感染の後に、末梢神経が免疫の攻撃を受けて急に四肢の筋力が低下する疾患です。
多くは発症後4週以内に症状がピークに達し、その後回復に向かいます。
【選択肢別解説】
1:× 典型的には、両下肢の遠位の筋力低下やしびれで始まり、上行性に広がります。
顔面神経麻痺を伴うことはありますが、そこから発症するのが典型ではありません。
2:○ 髄液検査では、細胞数は正常なのに蛋白だけが上昇する蛋白細胞解離がみられます。
診断に役立つ特徴的な所見です。
3:× 不整脈や血圧の変動などの自律神経障害を伴うことがあります。
重症例では生命に関わることもあります。
4:× 重症例では呼吸筋の麻痺が起こり、人工呼吸器が必要になることがあります。
5:× Guillain-Barré症候群は、多くは1回だけで経過する単相性の疾患です。
再発と寛解を繰り返すのは、慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー(CIDP)や多発性硬化症です。
【ポイント】
Guillain-Barré症候群の要点は、先行感染、上行性の弛緩性麻痺、腱反射の消失、髄液の蛋白細胞解離、単相性の経過です。
急性期の理学療法では過用に注意し、呼吸機能の変化を確認します。