25 歳の男性。
Guillain-Barré 症候群。
発症後 3 日で運動麻痺は進行しており、呼吸筋麻痺のため人工呼吸器管理中である。
理学療法で適切でないのはどれか。
正答2
解説
正解は2です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(避けるべき理学療法)です。
Guillain-Barré 症候群の発症3日目で麻痺が進行中であり、人工呼吸器管理中の急性期です。
この時期は麻痺した筋への過負荷を避け、合併症の予防を優先します。
【選択肢別解説】
1:× 体位変換は褥瘡や沈下性肺炎、無気肺を予防するために必要です。
人工呼吸器管理中でも定期的に行います。
2:○ 麻痺が進行している時期の筋力増強運動は、障害された筋に過用(オーバーワーク)を生じさせます。
筋力低下を悪化させるおそれがあるため、この時期には適切ではありません。
3:× 胸郭ストレッチは胸郭の柔軟性を保ち、換気を助けます。
呼吸筋麻痺のある患者に適切な介入です。
4:× 関節可動域運動は拘縮を予防するため、急性期から愛護的に行います。
5:× 30°程度のリクライニング位は、胃内容物の逆流や誤嚥を減らし、人工呼吸器関連肺炎の予防につながります。
【ポイント】
Guillain-Barré 症候群では、進行期は二次的合併症の予防、回復期から疲労に注意して段階的に筋力増強を進めます。