正答1
解説
正解は1です。
統合失調症は、前駆期・急性期・回復期・慢性期と経過することが多い疾患です。
前駆期は、明らかな幻覚や妄想が出る前に、はっきりしない変化が現れる時期です。
【選択肢別解説】
1:○ 前駆期には、音や光に敏感になる聴覚過敏などの知覚過敏が現れます。
不眠・不安・焦燥感・集中力の低下なども、前駆期にみられる症状です。
2:× 奇異な妄想は、現実にはありえない内容の妄想です。
陽性症状として急性期に目立つ症状で、前駆期の症状ではありません。
3:× 滅裂な思考は、考えのつながりが失われて話がまとまらなくなる思考障害です。
急性期にみられる陽性症状です。
4:× 感情の平板化は、喜怒哀楽の表出が乏しくなる陰性症状です。
主に慢性期に目立つ症状です。
5:× 緊張病症候群は、昏迷や興奮、不自然な姿勢の保持などを示す状態です。
急性期にみられる症状で、前駆期の症状ではありません。
【ポイント】
統合失調症の陽性症状は幻覚・妄想・思考障害、陰性症状は感情の平板化・意欲低下・自閉です。
前駆期の変化に早く気づいて治療を始めると、予後の改善が期待できます。