78歳の女性。
左片麻痺。
Brunnstrom法ステージは上肢Ⅲ、手指Ⅲ及び下肢Ⅳ。
高次脳機能障害あり。
要介護2。
娘と2人暮らしであるが、日中、自宅で1人で過ごす時間があるため、回復期リハビリテーション病棟退院後、通所リハビリテーションを受けることとなった。
通所リハビリテーションの目標として優先順位が低いのはどれか。
正答1
解説
正解は1です。
この問題は優先順位が低いものを選ぶので、○ が答え(優先順位の低い目標)です。
本例は左片麻痺で上肢・手指がBrunnstrom法ステージⅢと重く、高次脳機能障害もあります。
日中は自宅で1人になるため、1人でいる間に安全に過ごせる能力を優先して目標にします。
【選択肢別解説】
1:○ 家事動作は上肢の巧緻性と高次脳機能を多く必要とし、本例では自立が難しい動作です。
同居の娘が担うことができるため、通所リハビリテーションの目標としては優先順位が低いです。
2:× 着衣動作は毎日必要な基本的な日常生活活動です。
1人でいる時間にも必要になり、自立させる優先順位は高いです。
3:× 歩行能力が改善すれば、トイレへの移動や屋内での安全な移動ができます。
転倒の予防にもつながり、優先順位は高いです。
4:× 排泄動作は1人でいる時間に必ず必要になる動作です。
介助者がいない日中に備えて、自立させる優先順位は最も高い目標の一つです。
5:× 立位保持能力は、排泄・着衣・移動などの動作の土台になります。
転倒を防ぎ安全に過ごすために、優先して改善を図ります。
【ポイント】
在宅生活の目標は、介助者がいない時間に必要な排泄・移動・更衣などを優先します。
家事のような手段的日常生活活動は、家族の協力状況を踏まえて優先順位を決めます。