正答1
解説
正解は1です。
特発性側弯症の評価と治療方針を問う問題です。
図は前屈した患者を前方から見たもので、図の左側、つまり患者の右側の背部が高く盛り上がっています。
これは肋骨隆起(リブハンプ)であり、胸椎が右凸に弯曲していることを示します。
【選択肢別解説】
1:○ 胸椎の側弯では、椎体が凸側へ回旋し、凸側の肋骨が後方へ突出して肋骨隆起になります。
右側に肋骨隆起があるので、右凸の側弯です。
2:× 手術療法は一般にCobb角が45〜50度以上の場合に検討します。
Cobb角18度では手術の適応ではありません。
3:× 側弯体操には、構築性の側弯そのものを矯正する効果は認められていません。
Cobb角18度であれば、経過観察で進行の有無を確認するのが基本です。
4:× 装具療法は一般にCobb角25度前後から40度程度で成長期の場合に適応します。
またBoston型装具は頂椎が胸腰椎移行部以下の側弯に用い、第5胸椎が頂椎の側弯には適しません。
5:× 椎体は凸側へ回旋するため、後方にある棘突起は反対の凹側へ向きます。
棘突起が凸側へ回旋するという記述は誤りです。
【ポイント】
側弯の治療は、Cobb角25度未満は経過観察、25〜40度程度は装具、45〜50度以上は手術が目安です。
前屈テストで見える肋骨隆起の側が凸側です。