正答1
解説
正解は1です。
立位で体が前方へ傾いたとき、足関節を中心に体を戻す姿勢制御を足関節戦略といいます。
前方への傾きを止めるには、足関節を底屈させる力が必要です。
足関節戦略では、筋は遠位から近位の順に活動します。
【選択肢別解説】
1:○ 腓腹筋は足関節の底屈筋で、体の前方への傾きを後方へ引き戻します。
足関節戦略では最も遠位の腓腹筋が外乱直後に最初に活動し、続いてハムストリングス、脊柱起立筋が活動します。
2:× 大胸筋は肩関節を内転・内旋させる上肢の筋です。
足関節を中心とした姿勢制御には関与しません。
3:× 腹直筋は体幹の前面の筋で、後方への傾きに対して働きます。
前方への傾きに対して、外乱直後に最も活動する筋ではありません。
4:× 前脛骨筋は足関節の背屈筋で、後方への傾きを制御するときに働きます。
前方への傾きでは、背屈筋ではなく底屈筋が働きます。
5:× 大腿四頭筋は大腿前面の筋で、後方への傾きに対して前脛骨筋に続いて働きます。
前方への傾きでは、後面のハムストリングスが働きます。
【ポイント】
前方への傾きには後面の筋(腓腹筋、ハムストリングス、脊柱起立筋)、後方への傾きには前面の筋(前脛骨筋、大腿四頭筋、腹筋)が働きます。
足関節戦略では、いずれも遠位の筋から順に活動します。