正答3
解説
正解は3です。
この問題は生じにくいものを選ぶので、○ が答え(発症2週間以内に生じにくい合併症)です。
脳卒中の急性期には、脳の損傷そのものによる症状と、臥床やストレスによる合併症が生じます。
肩手症候群は、発症後しばらくたってから出現します。
【選択肢別解説】
1:× 意識障害は、脳の損傷や脳浮腫によって発症直後から生じます。
急性期に生じやすい症状です。
2:× 消化管出血は、強いストレスによる急性胃粘膜病変(ストレス潰瘍)として急性期に生じます。
発症早期に注意すべき合併症です。
3:○ 肩手症候群は、麻痺側の肩の痛みと手の腫脹・熱感・疼痛を伴う複合性局所疼痛症候群です。
発症後1〜3か月ころに出現することが多く、2週間以内には生じにくい合併症です。
4:× 摂食嚥下障害は、脳の損傷そのものによって発症直後から生じます。
急性期の誤嚥性肺炎の原因として重要です。
5:× 深部静脈血栓症は、麻痺と臥床による静脈血のうっ滞で急性期から生じます。
早期離床や下肢の運動で予防します。
【ポイント】
急性期は意識障害・嚥下障害・消化管出血・深部静脈血栓症、亜急性期以降は肩手症候群・肩関節亜脱臼・痙縮の増強などに注意します。