正答3
解説
正解は3です。
認知症の症状を、中核症状と周辺症状(BPSD:behavioral and psychological symptoms of dementia、行動・心理症状)に分ける問題です。
中核症状は脳の障害そのものによる認知機能の低下で、BPSDはそれに本人の性格や環境が影響して現れる症状です。
【選択肢別解説】
1:× 失行は、運動機能に問題がないのに目的の動作ができない症状です。
認知機能の障害なので中核症状です。
2:× 失認は、感覚に問題がないのに対象が何か分からない症状です。
中核症状に当たります。
3:○ 妄想はBPSDです。
「財布を盗まれた」という物盗られ妄想が代表的で、記憶障害に不安や環境の要因が重なって生じます。
4:× 見当識障害は、時間・場所・人物が分からなくなる症状です。
中核症状に当たります。
5:× 遂行機能障害は、計画を立てて段取りよく実行できない症状です。
中核症状に当たります。
【ポイント】
BPSDには、妄想・幻覚・抑うつ・不安などの心理症状と、徘徊・興奮・暴言・暴力などの行動症状があります。
BPSDは環境調整やかかわり方の工夫で軽くできる点が、中核症状との違いです。