正答3
解説
正解は3です。
胆汁の産生・分泌・働きを問う問題です。
胆汁は肝臓でつくられ、胆嚢で濃縮・貯蔵されたあと、食事に合わせて十二指腸に分泌されます。
【選択肢別解説】
1:× 胆汁は脂肪の吸収を抑制するのではなく促進します。
胆汁酸が脂肪を乳化し、ミセルをつくって吸収を助けます。
2:× 胆汁には消化酵素は含まれません。
脂肪を分解するリパーゼは膵液に含まれています。
3:○ 食物を摂取すると胆汁の分泌は増加します。
脂肪や蛋白質が十二指腸に入るとコレシストキニンが分泌され、胆嚢が収縮して胆汁が送り出されます。
4:× 胆汁酸塩の大部分は、大腸ではなく回腸の末端で再吸収されます。
再吸収された胆汁酸は門脈を通って肝臓へ戻ります(腸肝循環)。
5:× 胆汁は胆嚢ではなく肝臓(肝細胞)で産生されます。
胆嚢は胆汁を濃縮して貯める器官です。
【ポイント】
胆汁酸の腸肝循環は、回腸末端での再吸収が要点です。
コレシストキニンは胆嚢を収縮させ、膵液の酵素分泌も促します。