正答5
解説
正解は5です。
熱傷の深度分類と、それぞれの症状・経過を問う問題です。
熱傷はⅠ度(表皮)、浅達性Ⅱ度(真皮浅層)、深達性Ⅱ度(真皮深層)、Ⅲ度(皮膚全層)に分けられます。
【選択肢別解説】
1:× 第Ⅰ度熱傷では、発赤とともに熱感やひりひりした痛みがみられます。
日焼けが代表例です。
2:× 浅達性第Ⅱ度熱傷は、通常1〜2週間で治り、瘢痕を残しません。
瘢痕を残しやすいのは深達性Ⅱ度以上です。
3:× 深達性第Ⅱ度熱傷の水疱底は、発赤ではなく白っぽく見えます。
水疱底が赤いのは浅達性Ⅱ度熱傷の特徴です。
4:× 第Ⅲ度熱傷では、痛みは著明ではなく、むしろ感じにくくなります。
皮膚の神経終末まで焼けてしまうためです。
5:○ 鼻腔や咽頭に煤がみられるときは、気道熱傷を疑います。
熱い煙を吸い込んだことを示し、顔面の熱傷や嗄声とともに重要な所見です。
【ポイント】
気道熱傷では、時間がたってから喉頭の浮腫で気道が閉塞することがあり、早めの気道確保が必要です。
痛みの強さは浅達性Ⅱ度で最も強く、Ⅲ度では弱いと覚えます。