正答
解説
本問は採点除外(厚生労働省により採点除外)です。
原本の問題冊子では、検者が各筋を触診している様子を描いた図が選択肢になっています。
図の手の位置が新・徒手筋力検査法(Danielsら)の触診部位に当たるかを判断させる問題です。
しかし正しいと読める図が2つに絞れず、「2つ選べ」の条件で正答を定められなかったため採点除外になったと考えられます。
なお、選択肢5の筋名は原本でも「大腿筋膜長筋」と印刷されていますが、正しくは「大腿筋膜張筋」です。
【選択肢別解説】
1:△ 腓腹筋は、膝窩のすぐ遠位の下腿後面近位で、内側頭と外側頭の筋腹を触れます。
図は腹臥位で足部を台の端から出し、膝の付近の後面に手を当てています。
手の位置が下腿側か大腿側かは図から読み取りにくく、判断が分かれます。
2:△ 短腓骨筋は、外果の後方から第5中足骨基部へ向かう腱を、第5中足骨基部のすぐ近位で触れます。
図は足部外側のこの部位を指で触れており、正しい触診部位と読めます。
3:△ 前脛骨筋は、脛骨稜の外側で筋腹を、または足関節前面の内側寄りで腱を触れます。
図は下腿前面の遠位、足関節の前面付近を指しており、正しい触診部位と読めます。
4:△ 後脛骨筋は、内果の後方から舟状骨へ向かう腱を、内果と舟状骨の間で触れます。
図はこの部位を指で触れており、正しい触診部位と読めます。
5:△ 大腿筋膜張筋は、上前腸骨棘のやや下方で、大腿近位の前外側で触れます。
図は背臥位で大腿近位の外側に手を当てています。
上前腸骨棘に十分近い位置かは図から読み取りにくく、判断が分かれます。
【ポイント】
足部の筋は腱の走行で触診部位を覚えます。
後脛骨筋は内果の後方から舟状骨、短腓骨筋は外果の後方から第5中足骨基部です。
大腿筋膜張筋は上前腸骨棘の下外側で触れます。