71歳の男性。
うっ血性心不全。
2週前から顔面と下肢とに浮腫がみられるようになり、安静にしていても呼吸困難があるため入院となった。
入院2日後、離床練習開始となった。
医療面接における質問で重要性が低いのはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
この問題は重要性が低い質問を選ぶので、○ が答え(重要性が低い質問)です。
うっ血性心不全では、肺うっ血による咳・痰・息切れ・起座呼吸と、体循環のうっ血による浮腫がみられます。
離床を進める際は、これらの症状が改善しているかを確認することが重要です。
【選択肢別解説】
1:× 咳や痰(特に泡沫状の痰)は肺うっ血の症状です。
心不全の増悪を見逃さないために重要な質問です。
2:× 仰向けで寝られるかは、横になると呼吸が苦しくなる起座呼吸の有無を確認する質問です。
肺うっ血の程度を知るために重要です。
3:○ 喉の渇きやすさは、主に糖尿病などで問題となる症状です。
心不全の重症度や離床の可否の判断には直接関係しないため、重要性が低い質問です。
4:× 息切れは心不全の主要な症状です。
安静時呼吸困難で入院した本症例では、その改善の程度が離床を進める判断材料になります。
5:× 手足のむくみはうっ血による体液貯留の徴候です。
利尿薬などの治療効果や心不全の改善を確認するために重要な質問です。
【ポイント】
心不全の問診では、息切れ・起座呼吸・咳や痰・浮腫・体重増加を確認します。
体重が数日で急に増えるのも体液貯留のサインなので、あわせて確認しましょう。