正答1
解説
正解は1です。
この問題は認知行動療法でないものを選ぶので、○ が答え(認知行動療法でない対応)です。
慢性腰痛の認知行動療法は、痛みへの恐怖や「動くと悪化する」という考え(破局的思考)を修正し、活動を増やすことを目指します。
【選択肢別解説】
1:○ 痛みの有無を頻回に尋ねると、患者の注意が痛みに向き続けます。
痛みへのとらわれや疼痛行動を強めるため、認知行動療法とは逆の対応です。
2:× 腰痛の不安を解消する映像を見せるのは、正しい知識を伝えて恐怖や不安を和らげる教育的な介入です。
認知の修正を図る認知行動療法の一部です。
3:× 腰を反らせても痛まない体験を繰り返すのは、恐れていた動作に段階的に慣れる曝露(エクスポージャー)の手法です。
「動くと痛む」という思い込みを修正する認知行動療法です。
4:× 痛みがあってもできる活動があると認識させるのは、痛みの消失ではなく活動の回復に目を向けさせる介入です。
認知行動療法の考え方に沿っています。
5:× 適切な身体活動で痛みは増悪しないと説明するのは、誤った信念を修正する教育です。
活動量の増加につながる認知行動療法の要素です。
【ポイント】
慢性腰痛では、恐怖回避思考が活動の低下と痛みの慢性化を招きます。
認知行動療法は「痛みに注目させず、できる活動を増やす」ことが基本です。