正答2
解説
正解は2です。
肘屈曲型アームスリングは、麻痺側の上肢の重みを支えて肩関節の亜脱臼を防ぐ装具です。
上腕骨頭を関節窩に引き寄せる肢位で保持し、浮腫や頸部痛などの二次的な問題を防ぐことがチェックアウトの要点です。
【選択肢別解説】
1:× 頸部で上肢を支える構造では、上肢の重みが首にかかり頸部痛の原因になります。
反対側の肩や体幹で支えるよう確認します。
2:○ 肩関節を内旋位にして上肢を体幹の前に置くと、上腕骨頭が関節窩に収まりやすくなります。
亜脱臼の整復と保持に適した肢位なので正しいです。
3:× 前腕は回外位ではなく、中間位で保持するのが一般的です。
回外位では上肢がスリングから外れやすく、不自然な肢位になります。
4:× 手関節を掌屈位にすると、手部の浮腫や屈曲拘縮を招きやすくなります。
手関節は掌屈位ではなく中間位から軽度背屈位で保持します。
5:× 手部が肘より低いと、重力で手部に浮腫が生じやすくなります。
手部は肘関節と同じか、それより高く保持します。
【ポイント】
アームスリングのチェックアウトは「肩内旋位・肘90度屈曲・前腕中間位・手関節中間位・手部は肘より高く」です。
長時間の使用は屈曲拘縮を招くため、座位や歩行時などに限って用います。