正答2
解説
正解は2です。
Danielsらの徒手筋力テストの段階5(Normal)では、多くの運動で関節可動域の最終域で抵抗を加えて保持できるかをみます。
ただし肘関節伸展では、完全伸展位で関節をロックさせると骨性の支持で抵抗に耐えてしまいます。
そのため例外的に軽度屈曲位で抵抗を加えます。
【選択肢別解説】
1:× 肩関節伸展は腹臥位で行い、運動範囲の最終域で上腕の遠位部に下方への抵抗を加えます。
軽度屈曲位で抵抗を加える運動ではありません。
2:○ 肘関節伸展は、最終伸展位から少し手前の軽度屈曲位で抵抗を加えます。
肘関節のロックによる代償を防ぎ、上腕三頭筋の筋力を正しく評価するためです。
3:× 手関節伸展は前腕回内位で行い、伸展の最終域で手背に屈曲方向の抵抗を加えます。
軽度屈曲位で抵抗を加える運動ではありません。
4:× 股関節伸展は腹臥位で行い、伸展の最終域で大腿遠位部の後面に下方への抵抗を加えます。
軽度屈曲位で抵抗を加える運動ではありません。
5:× 頸部複合伸展は腹臥位で頭部と頸部を伸展させ、後頭部に抵抗を加えます。
最終域で保持できるかをみる検査で、軽度屈曲位で抵抗を加える運動ではありません。
【ポイント】
膝関節伸展も同じ理由で、完全伸展位ではなく軽度屈曲位で抵抗を加えます。
「ロックされる関節の伸展は少し曲げて抵抗」と覚えます。