正答4
解説
正解は4です。
認知症の原因には、治療によって改善しうるもの(治療可能な認知症)が含まれます。
選択肢のうち、甲状腺機能亢進症以外はいずれも治療可能な認知症の代表的な原因です。
【選択肢別解説】
1:× 葉酸欠乏症は、ビタミンB12欠乏症と同様に神経機能を障害し、認知機能低下の原因となります。
補充療法で改善しうる治療可能な認知症の原因です。
2:× 正常圧水頭症は、認知障害・歩行障害・尿失禁を三徴とする疾患です。
髄液シャント術で改善しうる、治療可能な認知症の代表です。
3:× 慢性硬膜下血腫は、軽い頭部外傷の数週から数か月後に、認知機能低下や片麻痺で発症します。
血腫除去術で改善する、治療可能な認知症の原因です。
4:○ 認知症の原因となるのは甲状腺機能低下症で、精神活動の低下や記銘力障害をきたします。
甲状腺機能亢進症では頻脈・発汗・体重減少・いらいら感などが主で、認知症の原因にはなりにくいです。
5:× ビタミンB12欠乏症は、亜急性連合性脊髄変性症や認知機能低下を起こします。
補充療法で改善しうる、治療可能な認知症の原因です。
【ポイント】
治療可能な認知症として、正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、甲状腺機能低下症、ビタミンB12・葉酸欠乏症を覚えておきます。