正答5
解説
正解は5です。
上腕二頭筋長頭腱は結節間溝を通るため、腱炎では結節間溝に痛みが出ます。
上腕二頭筋に抵抗運動をさせて、結節間溝の痛みを誘発する検査を選びます。
【選択肢別解説】
1:× Adsonテストは、頸部を伸展して患側へ回旋し、深呼吸させて橈骨動脈の拍動をみる検査です。
拍動が弱まれば胸郭出口症候群(斜角筋症候群)を疑います。
2:× Apleyテストは、腹臥位で膝を90°屈曲し、下腿を圧迫しながら回旋する検査です。
痛みが出れば半月板損傷を疑います。
3:× Finkelsteinテストは、母指を握り込ませて手関節を尺屈させる検査です。
橈骨茎状突起部が痛めば、de Quervain病(狭窄性腱鞘炎)を疑います。
4:× Kempテストは、立位で腰部を後屈・側屈・回旋させる検査です。
下肢に放散痛が出れば神経根の圧迫、局所の痛みなら椎間関節の障害を疑います。
5:○ Yergasonテストは、肘90°屈曲・前腕回内位から、抵抗に逆らって前腕を回外させる検査です。
上腕二頭筋を収縮させたときに結節間溝に痛みが出れば陽性で、上腕二頭筋長頭腱炎を示します。
【ポイント】
上腕二頭筋長頭腱炎の検査には、Yergasonテストのほかに、肘伸展位で肩を屈曲させるSpeedテストがあります。