正答3
解説
正解は3です。
高齢者の歩行は、バランス能力や筋力の低下を補うため、安定性を重視した慎重な歩き方になります。
歩幅が小さく、歩隔が広く、両脚で支える時間が長くなるのが特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 歩隔(左右の足の間隔)は、支持基底面を広げて安定させるために広くなります。
狭くはなりません。
2:× 歩幅は、股関節伸展の減少や筋力低下により小さくなります。
大きくはなりません。
3:○ 腕の振りは、体幹の回旋の減少や歩行速度の低下に伴い減少します。
高齢者の歩行の典型的な特徴の一つです。
4:× 両脚支持期は、片脚で立つ時間を減らして安定を保つために長くなります。
短くはなりません。
5:× 遊脚相の足尖と床の距離(トウクリアランス)は、足関節背屈や膝・股関節屈曲の減少により小さくなります。
このためつまずきやすくなります。
【ポイント】
高齢者の歩行は「歩幅小・歩隔広・両脚支持期延長・歩行速度低下・腕の振り減少・トウクリアランス減少」とまとめて覚えます。
トウクリアランスの減少は高齢者の転倒の大きな原因になります。