正答5
解説
正解は5です。
視覚伝導路は、網膜から視神経、視交叉、視索、外側膝状体、視放線を経て、後頭葉の一次視覚野に至る経路です。
選択肢の中でこの経路の中継点になるのは外側膝状体だけです。
【選択肢別解説】
1:× 下垂体はホルモンを分泌する内分泌器官です。
視交叉のすぐ下にあるため、下垂体腺腫が視交叉を圧迫して両耳側半盲を起こしますが、視覚伝導路そのものではありません。
2:× 松果体は第三脳室の後上部にあり、メラトニンを分泌して睡眠と覚醒のリズムに関わります。
視覚伝導路には含まれません。
3:× 乳頭体は視床下部の後部にあり、記憶に関わるPapezの回路の一部です。
視覚伝導路には含まれません。
4:× 扁桃体は側頭葉の内側にあり、情動、特に恐怖や不安の処理に関わります。
視覚伝導路には含まれません。
5:○ 外側膝状体は視床の後部にある神経核で、視索の線維がここでシナプスを替え、視放線として後頭葉へ向かいます。
【ポイント】
感覚の中継核として、視覚は外側膝状体、聴覚は内側膝状体(どちらも視床)と対で覚えます。
視覚伝導路の障害部位によって、半盲や同名性半盲など視野欠損の型が変わります。