正答1
解説
正解は1です。
気管は第4〜5胸椎の高さで左右の主気管支に分かれます。
右主気管支は太く短く、垂直に近い角度で分かれるため、誤嚥した異物が右に入りやすいのが特徴です。
【選択肢別解説】
1:○ 気管支の壁には平滑筋があります。
自律神経の働きで収縮と弛緩を行い、気道の太さを調節します。
2:× 左主気管支は約4〜5cmで、約2〜3cmの右主気管支より長くなります。
左は心臓や大動脈弓を避けて走るためです。
3:× 気管支の内表面は、線毛をもつ多列円柱上皮で覆われています。
線毛の運動で異物や痰を口側へ運びます。
扁平上皮ではありません。
4:× 食道の第1狭窄部は食道の入口(輪状軟骨の高さ)です。
気管分岐部は、大動脈弓と左主気管支が交わる第2狭窄部の高さにあたります。
5:× 気管の延長線に対する分岐角度は、右が約25°、左が約45°です。
右のほうが角度は小さく、垂直に近くなります。
【ポイント】
右主気管支は「太い・短い・垂直に近い」ため、誤嚥性肺炎は右下葉に起こりやすくなります。
食道の生理的狭窄部は、入口部、気管分岐部、横隔膜貫通部の3か所です。