正答3
解説
正解は3です。
牽引療法の種類を図から見分ける問題です。
直達牽引は、骨に鋼線(Kirschner鋼線)やピンを刺入して骨に直接牽引力をかける方法です。
介達牽引は、皮膚や軟部組織を介して牽引する方法です。
【選択肢別解説】
1:× 座位で下顎と後頭部にかけた装具を上方へ引く頸椎牽引(Glisson係蹄による牽引)です。
皮膚を介するため介達牽引です。
2:× 背臥位で股・膝関節を屈曲し、骨盤ベルトを足側へ引く骨盤牽引です。
ベルトを介する介達牽引です。
3:○ 下腿に刺入した鋼線を馬蹄形の緊張弓に固定し、滑車と重錘で牽引しています。
骨に直接牽引力をかける直達牽引(鋼線牽引)です。
4:× 下腿に絆創膏と弾性包帯を巻いて重錘で牽引しています。
スピードトラック牽引と呼ばれる皮膚を介した介達牽引です。
5:× ベッドの端に腹臥位で上半身をのせ、下肢を下垂させています。
自分の下肢の重さを利用した介達的な腰椎の牽引です。
【ポイント】
直達牽引は大きな牽引力を長期間かけられますが、刺入部の感染に注意が必要です。
介達牽引は簡便ですが、皮膚トラブルのため牽引力に限界があります。