正答
解説
本問は採点除外(厚生労働省により採点除外)です。
厚生労働省は「選択肢において正解を得ることが困難なため」として、本問を採点対象から除外しました。
全員を正解にしたのではなく、問題そのものを得点の計算から外す扱いです。
図には5つの検査場面が描かれていますが、どの図が不適切だったかの具体的な説明は公表されていません。
【選択肢別解説】
1:△ 図1は側臥位で、検査者が上側の脚を持ち上げて支え、下側の脚を上へ持ち上げる場面です。
股関節内転の段階3は、検査する脚を下にした側臥位で、下側の脚を全可動域にわたり内転できるかを見ます。
図の肢位と運動の方向は、この方法に沿っています。
2:△ 図2は台の端に上半身をうつ伏せに乗せ、股関節を曲げて立った姿勢から、片脚を後ろへ持ち上げる場面です。
検査者は大腿の後面に抵抗を加えています。
これは股関節屈曲拘縮がある場合に用いる伸展の代替の検査法にあたります。
3:△ 図3は側臥位で、上側の脚を外転させ、検査者が足首の近くに下向きの抵抗を加える場面です。
股関節外転の段階5は、検査する脚を上にした側臥位で、骨盤を固定して最大抵抗に抗して保持できるかを見ます。
4:△ 図4は背臥位で、検査者が踵を持って脚を持ち上げ、対象者が脚を台へ押し付けようとする場面です。
背臥位で行う股関節伸展の検査で、骨盤ごと持ち上がるほど股関節を伸展位に保てるかで段階を判定します。
5:△ 図5は端座位で膝を90°曲げ、対象者が足首を外側へ動かそうとし、検査者が内側へ抵抗を加える場面です。
股関節内旋では下腿が外側へ動くため、抵抗は足首の外側から内向きに加えます。
【ポイント】
MMTでは、肢位、固定する部位、抵抗を加える部位と方向の3点をセットで覚えます。
股関節の外転と内転は側臥位、伸展は腹臥位、回旋は端座位が基本の肢位です。
内旋では足部が外へ、外旋では足部が内へ動くので、抵抗の向きを取り違えないようにしましょう。