正答4
解説
正解は4です。
極超短波の照射強度は、距離の2乗に反比例します(逆2乗の法則)。
また、照射角度の余弦(cos)に比例します(ランバートの余弦則)。
図のaは距離20 cmで皮膚面に垂直に、bは距離10 cmで皮膚面に対し45度傾けて照射しています。
【計算】
距離の比による強度の比は、(20 ÷ 10)² = 4 倍です。
bは皮膚の垂線から45度傾いているので、強度は cos45° ≒ 0.71 倍になります。
したがって、bの強度は 4 × 0.71 ≒ 2.8 倍です。
【選択肢別解説】
1:× 約0.2倍は、距離の関係を逆にして (10 ÷ 20)² × 0.71 ≒ 0.18 と計算した値です。
bのほうが導子が近いので、強度は大きくなります。
2:× 約0.7倍は、角度による減弱(cos45°)だけを計算した値です。
距離が半分になることによる強度の増加を考慮していません。
3:× 約1.4倍は、距離の比を2乗せずに 2 × 0.71 と計算した値です。
強度は距離の2乗に反比例します。
4:○ 距離による4倍と角度による約0.71倍を掛け合わせると、約2.8倍になります。
5:× 約5.6倍は、cos45°を掛けるべきところを割って 4 ÷ 0.71 と計算した値です。
斜めに照射すると強度は弱まります。
【ポイント】
温熱療法の強度計算では「距離は2乗で効く」「斜めに当てると cos で弱まる」の2点をセットで使います。
垂線から45度なら約0.7、60度なら0.5を掛けると覚えておくと便利です。