正答3
解説
正解は3です。
この問題は生じにくいものを選ぶので、○ が答え(HIV感染で生じにくい病態)です。
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)は、CD4陽性Tリンパ球に感染して細胞性免疫を低下させます。
そのため、HIVそのものによる神経障害と、免疫不全による日和見感染症が生じます。
【選択肢別解説】
1:× HIVそのものや抗ウイルス薬の影響で、四肢遠位に左右対称の末梢神経障害がよく生じます。
2:× HIV感染の初期(急性感染期)には、ウイルスが中枢神経に入り無菌性髄膜炎を起こすことがあります。
3:○ Creutzfeldt-Jakob病は、異常プリオン蛋白が脳に蓄積して起こるプリオン病です。
免疫不全とは関係がなく、HIV感染によって生じやすくなる疾患ではありません。
4:× ニューモシスチス肺炎は真菌による日和見感染症で、CD4陽性細胞数が低下したエイズ患者に代表的な疾患です。
5:× 進行性多巣性白質脳症(PML)は、JCウイルスの再活性化によって脳の白質が脱髄する日和見感染症で、エイズ患者に生じます。
【ポイント】
エイズ指標疾患として、ニューモシスチス肺炎、カポジ肉腫、サイトメガロウイルス感染症、PML、トキソプラズマ脳症などが重要です。
HIV感染では、免疫低下の程度をCD4陽性細胞数で評価します。